性の歴史（2） [ ミシェル・フ-コ- ]のレビューは！？

30代 女性さん
フーコーは男色の傾向が強かったので、副題に「快楽の活用」と書いてありますが、 男女間のそれというよりは、専ら男色めいた話でした。 日本でいうところの、成年男子とお稚児さんの「持ちつ持たれつな利害関係」を 書いているような感じデス。 望まれぬ妊娠の存在しない快楽の関係は、「秘密」と「禁断」に満ちた楽しいものであり、 「それ」は師匠と愛弟子のような「濃密な関係」である。というような内容と解釈しました。 ま、結局フーコーは性病が原因で死んでしまったわけですけれどね…。 しかし、人間、いつかは死ぬので、こういう人生もアリでしょう。 プラトンも男色の気がありましたし。